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続いて2日目の林業ツアーでし。
ここで出会った田岡さんという方がめちゃめちゃおもしろいうヒトでした。 林業の未来について本当に熱く、そして分かりやすく説明してくれるのでした。 2日目 with田岡さん。 林業見学講習では、実際の生えている木から、製材をして、使 われているところまで、田岡さんに解説を聞かせてもらいなが ら一通り回りました。ほんの一日で林業の大部分が分かったか のような気になってしまうほど、分かりやすく、面白かったで す。 もっとも印象的だったのは、林業の中身も変化してきている ということです。 昔は嫌われていた節の部分が、今はそれほどでもなくなったた め、枝打ちをほとんどしなくてもよくなったこと。強度のバラ つきが多いスギも、叩いた時にでる音の周波数から強度を計り 、分別できるようになったこと。伐るときに、大変な方の順置 き(すいません、正しい用語を覚えていません...)と楽な逆 置きで、枝つき乾燥のスピードに大差がないため逆倒しに伐る ようになったこと。 今までは難しかったものが、人間の工夫や価値観の変化で、簡 単になった部分が増えてきたというのはいいことだなぁと思い ました。 その一方で、他の製材所では、完全に機械化したことにより、 木の内部の力のかかり方を考慮せず製材してしまうために、木 がそったりたわんだりしてしまうこともあるようです。パッと 見には、機械にも同じ作業ができているように見えても、職人 さんが注意していた部分が欠けてしまう。この切る向きを合わ せる作業は、断面の年輪を見て、年輪の粗密の画像解析ができ たら機械でもできるかもしれないと考えましたが、実際木を回 している所をみると、あの重い木をそう簡単に微妙に調整して 回せるものではないんじゃないか?と気づかされました。 確かに輸入材は安いが、その地域で育ったものの方が、その地 域の気候や環境に対する耐性をもっている というのは、とて も説得力があって、この価値観をもっと広げることができたら 、もう少し使う人は増えるのではないかと思います。 とにかく、木の育て方を見ても、木の切り方・乾かし方を聞い ても、製材の仕方を見ても、『使う人』が、「早く材が欲しい から!」と無理やりやるんじゃなくて、木のもっている性質を 常に意識していて、『使われる木』の性格を理解しながら、そ のペースに合わせて利用していく。人の都合と、木の都合?を すり合わせていくみたいでおもしろかったです。その方がスム ーズなんですね! 林業家の浜口さんも、自分の仕事のお話をとても自信をもって 話されていて、体力的にはきつい職業かもしれないが、楽しむ ことができればおもしろいぞ という雰囲気が伝わってきまし た。あの何本もの大きな木を一人でというのは本当にすごいと 思います。これも、木のことを理解して、木が育つのを手伝う 、というように育てられているからでしょうか。目標とされて いる、大枝が幹の半分もの長さのあるスギを僕はみたことがあ りません。ぜひ見てみたいです! 最後に製材所の事務所で木の家のパンフレットを見せていただ いたときには、実際に家を建てようとしている人がここに来て 、僕達と同じように田岡さんの解説を聞けば、何人かはきっと ここの木で家を建てるだろうと確信しました。 世の中の現在の価値観・ムードというもののすごさを思い知ら されました。 たぶん今、林業、農業をやろう と思う人がとても少ないのは 、林業や農業がそもそもどんな風に行われているか見えていな い、単純にやっている人が少なくて、世の中がサービス業中心 のムードだから。でも、今意識をもって林業・農業をしている 人が世の中の一部、もう少し多くにその存在と、昔より良い方 に変化した部分を示して、価値観を変えることができれば、ま た世の中は変化するのかもしれない。 そしてもし林業や農業が世の中のムードの中心になったら、 学生が就職活動で浜口さんや田岡さんのところに短期弟子入り して、「よし、君は採用だよ」「残念ながら、不採用です」と いうような場合もありうるかもしれない。 いいものを持っているならば、全部の人でなくとも、一部の人 には、必ず伝わるし、その人の価値観を変化させることはでき ると思いました。同時に、まず知ってもらわないとどうしよう もないということ。知ってもらうことが、とても重要だという ことも。 有機廃棄物を堆肥にする工場では、 これだけたくさんの廃棄物が出ていて、それを堆肥にする と いうのは確かに良い考えだと思いました。 ただ、自分が家でコンポストで生ゴミを堆肥にしていた時のこ とを考えると、なぜわざわざ車で(ガソリン=石油エネルギー を使って)一箇所に集めて、石油エネルギーで堆肥化のスピー ドを速めて、そしてまた堆肥を車を使って配布しなければなら ないのかというところに疑問を抱きました。(もし、車が廃棄 物を堆肥にするときにでたガスなどで動いているなら話は別だ と思います。) 施設が赤字で補助金が出ていても、その堆肥を配布したことで 、農家さんなどの儲けが増えて、税収が増えればいい、確かに そうかもしれないのですが、大きなサイクルを石油エネルギー を使ってロスを埋めながら無理やり回しているように感じるの です。 一つ大きな施設で堆肥化のスピードを速めて廃棄物を処理しな いといけない理由は、それぞれの農家や、酪農家さんや果物工 場などで、それぞれの場だけでは無害化(堆肥化)できないだけ のスピードで廃棄物がでるということなのではないかと考えま した。 では何でそんな速度で廃棄物がでるほどのスピード(または集 中度)でモノを生産しないといけないのか? ある程度ゆっく りならば、その場で土に返すことができるんじゃないか? ま た、外から肥料や飼料として、必要以上のモノを投入するから 廃棄物も多くなってしまうんじゃないか? 廃棄しなくても利 用方法があるのに、廃棄物にしてしまっているんじゃないか? あまりにも内実を知らないため、いろいろな妄想をめぐらし てしまいました。 そこまでのスピードを必要としなくても農家がやっていけるな ら、もっと小さいサイクルで堆肥化をして、より無駄を少なく することもできるのではないかなあと。 廃棄してしまうよりは少しエネルギーを加えて、もう一度使え るようにした方がいいけれど、その廃棄されるモノを見て、も う少し考えてみたいなと思いました。 ダムでは、建設反対派のダムに沈んだ地域の方が立てた3階建 ての建物が渇水時には見えるというお話が衝撃的でした。人間 の意志というものはその時は敗れても、何らかの形で、その意 志を持った人たちがいたことを未来に伝えることはできる と いうことがリアルに伝わってきました。歴史はあまり好きじゃ ないのですが、こういうふうに教えてもらえるごく近い歴史? というのは面白いです! 水をためるために木も水没させてダムを作ったはいいが、その ダムが土砂で埋まるのを防ぐために、ダムの回りの水も土も保 ってくれる木の世話をしっかりしないといけないというのを聞 くと何とも言えない気持ちになりました。 山首さんのおうちにて 「この畑がお父さんの人生」と山首さんがおっしゃったとき、 こういう感覚が自分の中に全くなく、びっくりしました。農業 とその土地とのかかわりの深さ、そしてこれが自分の人生でや ってきたことだ!と見せられるものがあるという山首さんのお 父さんのすごさを感じました。人に「見よ!」と言えるまでの 自信をもって自分はまだ生きられていません。 夜の飲み会は自分が今まで体験したことのない域まで達した飲 み会でした。おもしろかったです。人の本気の部分が出るには 、ありったけ騒げる場所というのがあるといいのでしょうか。 PR
おぉぉ
高知での活動が鮮明に想い出される~。 やー、なんかいろいろ学んだし、笑ったし、聞けたし、見たし、飲んだし、気づけたし、出逢えたし、すごいパワーやったし、めっちゃ楽しかったな!
でもやっぱまだまだわかってへんことだらけ。。。 これからやー^^ |
プロフィール
HN:
ちちばす
年齢:
18
性別:
女性
誕生日:
2006/03/01
職業:
運送業
趣味:
街や人を笑顔にすること
自己紹介:
僕、『ちち☆ばす』っていいます。
地域発地球行です。 全国の面白い街をまわって、 まちおこす若者を増やしてます。 みんなを乗せて地域から地球までつっぱしっちゃうよ!
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